【ホラー短編小説】禁断の美容法♯2 #ホラー #ノベル #小説 #禁断の美容法 #美容 #美容整形 #美容垢 #ビフォーアフター #朗読 #ストーリー

美容

ホラー短編小説「禁断の美容法」

指定された場所は、都心から離れた、ひっそりとした一軒家であった。出迎えたのは、年齢不詳の、しかし異様なまでに美しい女性であった。その女性こそが、禁断の美容法を施す、謎の美容家であった。
施術は、おぞましい儀式であった。甘美な香りを放つ液体が塗布され、異様な形状の器具が用いられた。美咲は、言いようのない不安に襲われながらも、美への渇望に身を委ねた。
施術後、鏡に映ったのは、信じられないほど美しくなった己の姿であった。肌は陶器のように滑らかになり、瞳は星のように輝き、輪郭は彫刻のように際立っていた。美咲は、歓喜の声を上げた。
しかし、その美しさには、どこか不自然な、言いようのない違和感が漂っていた。それは、まるで生きた人間ではない、作り物に触れた時の、あの薄気味悪さに似ていた。

続く…

Music Produced by John Ishihara | M STUDIO
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