空腹時、脳は「グレリン」という食欲を促進するホルモンに反応して「食べたい」と感じる。
しかし、嗅覚刺激(香り)が視床下部や扁桃体に作用することで、この欲求を一時的に抑える。
例えばグレープフルーツの香りは、交感神経活動が高まり脂肪分解が促進され、食欲が抑えられる。
つまり、グレープフルーツの香りは視床下部を介して、代謝と食欲制御に関与。
次に、ラベンダー精油を吸入すると、アルファ波(リラックス時に出る脳波)の増加と副交感神経の優位が確認された。=空腹によるイライラや不安が抑えられたという研究結果がある。
空腹時は「交感神経がやや優位」になりやすい。
そこで、アロマのリラックス効果で副交感神経が活性化されると、イライラや焦燥感が減り、夜間の暴食を防ぐ可能性がある。
また、迷走神経という脳と内臓をつなぐ経路を通じて、胃腸の動きが整い、睡眠の質も改善されることがわかっている。
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