ニキビ治療とスキンケア

美容

ニキビの初期治療薬はニキビがひどい最初だけ
最初のニキビがひどい状態でクリニックに来られた場合、保険治療薬となる過酸化ベンゾイルやアダパレンを勧めていますが、 その初期に使用する過酸化ベンゾイルやアダパレンなどの強い薬をずっと使い続けるのかというと、 それらは合成化合物、つまり人間が作ったビニールとかそんな感じのものをずっと顔に塗り続けていいのかということになりますので、 ある程度良くなった段階で、あるいはニキビでも女性の生理前に何個か出ていつも悩んでいるというような場合には、 特にアゼライン酸をおすすめしています。

スキンケアはしっとりさせすぎない程度に
皮脂がとても多く分泌する方は、皮脂腺が詰まりがちになっています。普段のスキンケアも過度にクリームなどで油分を与えすぎない方が良いです。
化粧水やジェル状などのさっぱりしたものを日常使いし、ニキビができたところにのみスポットでアゼライン酸のクリームなどを塗るなど、 使い分けをおすすめします。

過酸化ベンゾイルは脱色に注意
お顔にニキビができる方は大体背中やデコルテもニキビで悩んでいることが多く、頭皮にも出来てしまう人もいます。
背中とか塗りにくいうえに、実は過酸化ベンゾイルなどは脱色作用があって、例えば背中に塗って色物のTシャツなどを着るとそのTシャツが脱色されてしまいます。
特に夏は汗をかいた分、過酸化ベンゾイルの成分が染み出して、洋服について洋服が脱色されてしまうようなこともありえます。
そういった場合には、アゼライン酸でスプレータイプの化粧水のようなものがあれば、さっぱりしているし脱色する心配もないため とても使いやすいと思います。

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