キャベツ、ブロッコリーにオレンジなど、野菜や果物の値上がりに歯止めがかからない。
東京都内にあるサラダ専門店・クリスプ・サラダワークスは、5月から商品の一部の値上げに踏み切った。
きっかけは、アボカドの値上がり。
アボカドを使ったサラダは、最大で100円の値上げだという。
クリスプ・サラダワークス広報担当 西村和紘さん「4月ごろから、メキシコ産のアボカドの仕入価格が2～3倍まで高騰している」
アボカドをよく食べる人「“美容”で始めたというところはある。高くなってからはあまり手が出せなくなった」
世界一栄養価の高い果物として、ギネス世界記録にも認定されているアボカド。
日本に輸入されているのは、主にメキシコ産だが、都内のスーパーでは、ペルー産が売られていた。
ペルー産のアボカドは、これまではほとんど取り扱ってこなかったという。
食品スーパー「アキダイ」・秋葉弘道社長「アボカドは過去で一番高い。先週から、メキシコ（産）からペルー（産）に切り替えた」
上昇を続けるアボカドの卸値。
東京都中央卸売市場では、2023年8月に1kg379円だったものが、2024年4月は633円と、1.6倍以上の値上がり。
食品スーパー「アキダイ」・秋葉弘道社長「異常気象でしょうね。物（アボカド）が入らなくなってしまった。それが大きな理由」
円安に加えて、アメリカ産やペルー産のアボカドの不作。
その影響で、アボカドの最大消費国であるアメリカが、メキシコ産の輸入量を増やしていることが価格の上昇につながっているとみられる。
輸入品のアボカドを扱う仲卸業者によると、今後の卸値の見通しも立てづらい状況とのこと。
アボカドの高値は、まだ続くとみられる。
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